こんにちは、まじめちゃんです。
今日は、自分の繊細さや敏感さに悩む方が、それを強みに変えていけるような1冊をご紹介します。
繊細な人ってどんな人?
みなさん、突然ですが以下の項目に当てはまりますか?
当てはまる方は、かなり繊細な人と言えると思います。
- 仕事をしていると色んなことに気がつき過ぎて、長く働いていなくても疲れてしまう(特に頭)
- 家に帰ったらベッドにダイブ、そのまま動きたくない
- 「考えすぎだよ」「肩の力を抜いたら?」なんて言われるけど、そんなことできたら苦労しないと思っている
- 「よく気がつくね」と言われるけど、自分にとっては普通のことだから気づかないみんなが理解できない
私の場合、家族や友人、仕事仲間に「抜かりないね」とよく言われます。
私には先のリスクが具体的かつ鮮明に見えるので、それに順番に対処しているだけなのですが、周りから見ると不思議なようです。
仕事で役に立つこともありますが、いつもリスクばかり見えているとかなり疲れてしまいます。
もし、上記に当てはまるようなら、あなたもHSP(Highly Sensitive Person)かもしれません。
HSP(Highly Sensitive Person)って何?
HSPという言葉を初めて聞いた人もいるかと思います。
HSPとは、Highly Sensitive Personの略。
直訳すると、とても敏感な人。これは病気ではなく、生まれ持った気質です。
5人に1人は当てはまると言われています。
気になる方はこちらのサイトでセルフチェックをしてみてくださいね。
実際にセルフチェックをして見ると、意外と当てはまる項目が多いのではないでしょうか?
今回はそんなとても敏感なHSPの方が生きやすく過ごすための一冊です。
「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本
HSPの方が楽に生きるために参考になる本は、「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本です。
これは自身もHSPである著者が、自分の過去の経験や、600人以上のカンセリングを行い得た知見を惜しげも無く共有してくれる本です。
この本のおすすめポイント
私がこの本をおすすめするには、3つの理由があります。
1.具体的な対処法が記載されている
この本には、著者のこんな言葉が書かれています。
本の中にも書かれていますが、繊細さん(HSP)にとって、気づくかどうかをコントロールすることはできません。
だからこそ、気づいてしまった時、感じてしまった時にどうするか、その前に予防するにはどうしたらいいかを教えてくれるこの本はありがたいのです。
例えば、繊細さん(HSP)の中には、光に敏感だったり、味に敏感だったり、五感が鋭い人がいます。
それぞれの人に対して、対処法が具体的に細かく記載されています。
視覚:伊達眼鏡をかける、眼鏡やコンタクトレンズの度を落とす
聴覚:耳栓をする、イヤホンで心地よい音楽を聴く
触覚:肌の露出を減らす、心地よい素材で肌を覆う
嗅覚:マスクをする、アロマペンダンドをつける
味覚:刺激の強い食べ物を避ける
私の場合、マスクをすると心が落ち着くことがわかりました。
嗅覚が鋭いのではなく、マスクという薄い布を間に挟むことで、他人との間に見えないバリアが張られたようになり、プレッシャーやストレスが和らぐのです。
もう一つ、この本の中で、魔法の言葉「とりあえず」が紹介されています。
考え過ぎて先に進めない時や仕事に取りかかれない時、「とりあえず」という言葉を口にして、取り組み始めるという話がでてきます。
私も仕事中、「ひとまず」や「一旦」という言葉をよく口にします。
「完璧ではないけど、ちょっとやってみる」というモードになり、考えているだけで何も進まないという状態から脱出できるのです。
2.多種多様な繊細さん(HSP)の声が載っている
一口にHSPといっても、何に対して繊細な気質を持っているかは、人それぞれです。
この本では、著者のカウンセリング経験から、様々の繊細さん(HSP)の体験談が載っています。
- 同僚はいい人だけど、一日中オフィスにいると疲れてしまう人
- 他人の仕事ぶりが雑に見えて、ハラハラしてしまう人
- 他人の機嫌に左右されてしまう人
- すぐに意見がでてこないと悩む人 など
みなさんも読み進めると、「あー、あるある」「自分だけじゃないだ」と思えるはずです。
3.繊細さん(HSP)の最大の味方である
これが、私がこの本をおすすめしたい一番の理由です。
著者はHSPのことを「繊細さん」と呼んでいます。
そこから私は彼女のHSPの人たちに対する愛情を感じるのです。
彼女は、自らの本をこう説明しています。
私自身もそうですが、考えすぎ、気にしすぎという自覚があればあるほど、それを直そうという方向に考えがちです。
しかし、この本ではその繊細さを強みにして、生きていく技術を教えたいという、愛情を感じるのです。
もう一つ、私が首が取れかけるほどうなづいた言葉があります。
私は、外資系コンサルティングファームを退職した後、とある小さな会社に入社しました。
しかし、そこはモラハラやパワハラが横行する会社だったのです。
上司たちは怒鳴り合い、私の仕事の仕方をひとつひとつ否定し、人間性まで蔑む発言をしました。
毎日帰宅後は泣き通しで、朝は会社に行くくらいなら死んだほうがいいくらいに思っていました。
そして3ヶ月で会社を辞めました。
でも、3ヶ月で辞めたことをまったく後悔していません。
あのままあの会社にいたら、私はすべてを失っていたと思います。
3ヶ月なんて、人を壊すには十分な時間なのです。
これは繊細さん(HSP)だけに限らず、誰だって命の危険を感じたら、何も考えずにすぐに逃げるべきです。
もし、このお話がきになる方は、こちらの記事も読んでみてくださいね。
最後に、繊細さん(HSP)かどうかに関わらず、誰もが人間関係に悩んでいることでしょう。
そんなあなたに何かを与えてくれるだろう一言を抜粋します。
自分の中に、自分の居場所をつくること。自分の味方でいること。
それが、人とあたたかく関わるために一番必要なことなのです。
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