こんにちは、まじめちゃんです。
みなさんは、仕事で感情的になってしまうことはありませんか?
同僚が仕事をしてくれなくてイライラする
上司が自分のことをわかって(評価して)くれなくて怒ってしまう
部下が仕事ができなくて、つい感情的に叱ってしまう
自分の仕事ぶりに不安になってしまう などなど
かくいう私も、外資コンサルで働いていた時は、感情的になりやすい状態でした。
感情的になってしまった後、「やってしまった…」と後悔してばかりでした。
似たようなことで困っている方は、ぜひこの「マッキンゼーで学んだ感情コントロールの技術」を読んでみてください。
きっとあなたの今を変える一助になるはずです。
なぜそんなことが言えるのか?
次から、オススメポイントと内容を少しだけご紹介します。
仕事のクオリティは感情に左右される
この本の作者は世界最高のコンサルティングファームとも言われる、マッキンゼーのご出身です。
私も外資コンサル出身だから言うわけではないのですが、コンサルの仕事は本当にハードです。
その中で彼女はこのように語っています。
どんなに能力がありスキルを持っている人物でも、感情が乱れていてはパフォーマンスを十分に発揮できない
思い当たる方もたくさんいらっしゃると思います。
例えば、普段は30分で終わる仕事も、イライラしていると1時間以上かかってしまうこともあるのではないでしょうか。
誰もが自然体でバランスよく、仕事をしたいと思っています。
そのためにはどうしたらいいのか、コンサルらしく非常にロジカルにわかりやすく書かれています。
感情コントールは技(スキル)である!
とはいっても、「私はもともと感情的な人間だし、いまさら変わるわけない…」
そう思っている方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、筆者はこう語ります。
感情コントロール力は誰もが身につけることができるテクニカルな「技」
私自身、非常に感情的な人でしたが、時間をかけてどうにかコントロールできるようになりました。
さて、スキルと言いましたが、具体的にはどのようなスキルなのか?
それは問題解決力だ!と筆者は言います。
一般的な問題解決のプロセスを感情コントロールにも当てはめてみるということです。
- 感情を意識化し、冷静に受け止める
- 感情が沸き起こった問題の構造を把握する
- どうしたらその問題が解決されるのかを仮説を立てて検証する
- 解決策を導き出す
それぞれの説明は本書を読んでいただくとして、ポイントとなる箇所を少しだけご紹介します。
「感情」から「解決すべき課題」へと変換
怒り、不安、落ち込み、イライラ、悲しみ…
それらの感情を、感情のまま持っていても、何も変わりません。
重要なのは、解決できる課題へと落とし込むことです。
感情からその背後にある課題を明確にすれば、冷静になることができ、解決方法も思いつくものです。
本書の中には、問題解決の4原則というものが書かれていますが、
ぜひ本を手に取ってもらいたいので、ここでは記載しません。
実際に本書を読んで、自分なりに咀嚼してもらえればと思います。
それは誰の課題?「課題の分離」の大切さ
上記の問題解決の4原則の他に、大事なこととして、課題の分離が述べられています。
つまり、それは一体誰の問題ですか?
コントールできないことを、コントロールしようとして、イライラしていませんか?
ということです。
このブログでも、いつも疲れている人の原因として、課題の分離ができていないという点を挙げました。
自分がどうにもできないことを、いちいちイライラしても仕方がありません。
「これは私の課題ではない」という割り切りも時には必要です。
自分は一体どんな人?自己分析をしてみよう
自分では手当たり次第に、法則性なく感情的になってしまうと思っていても、
実は神経に触ってしまうポイントなどがあるはずです。
自分は一体どういう人間か?
何が許せないのか?
どんな風に不安になってしまうのか? など分析できるシートがこの本には紹介されています。
- トリガーポイントチェックシート
- ロジカル分析シート
- クリアリングノート など
感情コントロールに限らず、自分を知るということは生きていくうえで、とても重要です。
こちらの記事に、私が紹介する自己分析法もありますので、ぜひ読んでみてください。
チームの一員としての感情コントロール技術
最後にこの本をおすすめするポイントとして、組織やチームの一員としての、感情コントロールについて記載されていることを挙げます。
一人きりで仕事をしている人は少ないでしょう。
仕事をしている限り、多少なりとも誰かと関わっているはずです。
チームメンバーやクライアントなど、相手の感情を尊重できれば、きっとより働きやすくなるはずです。
そのために、相手の承認欲求を満たすことが重要だと、筆者は語っています。
さらに、相手の承認欲求を満たすような(相手の神経を逆撫でしないような)言葉遣いや、話の組み立て方など、
具体的なアドバイスが多数書かれています。
これらは明日から使えるものばかりです。
私は社内最大のプロジェクトを任されていました。
その中で、コミュニケーションには非常に気を使いました。
例えば、年上のプライドの高い方には、
「あなたの方が私より〇〇について詳しいと思いますので、このタスクはお任せしてもいいですか?」
逆に仕事に対して不安を持つ方には、
「私はあなたに△△ができるレベルに到達して欲しいので、これを任せます。でも何かあったらいつでも相談してください」など。
相手のキャラクターに合わせてコミュニケーションを最適化することは、
とても面倒ではありますが、
そのおかげでチーム運営に対するストレスはほとんどありませんでした。
もしチーム運営でストレスを感じていて、それが感情的になる原因になっているのであれば、
この本に書かれていることを、ぜひ実践してみてください。
いかがでしたでしょうか?
私がご紹介したのは、ほんの一部です。
ぜひ「マッキンゼーで学んだ感情コントロールの技術」を読んで、
そのエッセンスを取り入れてみてください。