こんにちは、まじめちゃんです。
突然ですが、みなさん、ポジティブってどう思います？
私も自分に自信を持ちたいなー
××さんみたいにポジティブになれたらいいのに…
と、思っている人も少なくないのではないでしょうか。
かく言う私も、育った環境もあり、自己肯定感が低い状態でした。
過去の生きづらさは、この自己肯定感の低さが根本的な原因だったと思っています。
自己肯定感がなぜ低くなってしまったのか、自己肯定感の低さが原因となった出来事などについては、こちらをご覧ください。
でも、自信がないことってそんなに悪いことなのかな？
ポジティブでいることが正しい！絶対的にいいこと！という風潮で語られるけど、本当？
そんな疑問がありました。
結論から言うと、「自信がない」ことは必ずしも悪いことではないですし、目指すべきはポジティブな状態ではありません。
では、生きづらさから抜け出すためには、どのような状態を目指せばいいのでしょうか？
自己肯定感とは？
そもそも自己肯定感とは何なのでしょう？
調べてみると、大体以下のような定義が出て来ます。
自己肯定感とは自己価値に関する感覚であり、自分が自分についてどう考え、どう感じているかによって決まる感覚のこと
つまり、自分を自分でどう評価しているか、ということですね。
自己肯定感が低い＝自己評価が低い＝自分に自信がない、ということになります。
では、自己肯定感を高めるためには、自分に自信がない状態を解消しましょうという話になります。
ということは、自分に自信のない状態から、自分に自信のある状態＝ポジティブな状態に変わる必要がある！そう思っていませんか？
ちょっと待ってください、ポジティブになれば生きづらさが解消されるというわけではないのです。
ポジティブであることが、生きづらさを解消するわけではない
ポジティブな状態とは、どういうことでしょう？
簡単に言えば、すべての物事をプラスに捉える力という印象ではないでしょうか。
極端に言えば、私に出会ってくれたすべての人・自然に感謝！とか、嫌なことがあっても僕にはこの経験が必要だったんだ！と無理やりプラスに捉えたりするような感じでしょうか。
ポジティブであることが、悪いとは思いません。何でもかんでも悲観的に捉えるよりは、何倍もマシです。
ですが、ポジティブすぎる（＝過度に自分に自信がある）人は、自信がなさすぎる人と同様に問題があります。
ポジティブすぎる（＝過度に自分に自信がある）人は、今の自分が完璧だと思っている可能性が高いです。
ですから、ある意味自分にとって都合のいい解釈しかせず、人の話を聞きません。
例えば、ポジティブすぎるAさんが友達に何かデリカシーのないことを言いました。
その言葉に傷ついたBさんは、「傷ついたからそんなこと言わないで」とAさんに伝えました。
しかし、ポジティブすぎるAさんは、「そんなのそっちの捉え方が悪いんだよ。俺は君のためを思って言ったんだ」と謝ろうとしません。
そんなAさんに、Bさんは何を言っても無駄だと諦め、今後の友達づきあいをやめてしまいました。
少し想像がついたでしょうか？ポジティブすぎる人は、変化も向上もしないのです。
自分でも気づかないまま、現状から身動きが取れなくなり、いつか「こんなはずじゃなかったのに」と生きづらさを感じてしまうでしょう。
自信がありすぎる人も、自信がなさすぎる人も、根本的な問題は同じで、物事をありのままに見れていないということなのです。
どちらも色眼鏡を掛けています。赤いレンズだから世界が赤く見えるか、青いレンズだから世界が青く見るかの違いで、どちらも生きづらさに直面することに変わりはないのです。
目指すべきは「こんな自分も悪くないな」という状態
自分がありすぎる、なさすぎるというのは、シーソーでどちらかに傾ききっている状態です。
生きづらさを解消するためには、この釣り合いが取れている状態、極端から抜け出したバランスのとれた状態でいる必要があります。
では、それはどんな状態でしょう？
それは、ありのままの自分を受け入れるという。
あれ？それじゃあ、ポジティブすぎる人と一緒じゃない？と思った人がいるかもしれません。違います。
ありのままを受け入れるということは、完璧ではない自分も受け入れるということです。
嫌いなところもあるけれど
できないことも多いけど
不安もたくさんあるけど
だけど、そんな自分が嫌いじゃないな。
このような状態を、ありのままの自分を受け入れるということです。
だから、多少自分に自信がなくてもいいんです。
だけど、「そんな自分も悪くないな」と思えるようになれればいいんです。
むしろ多少自分に自信がない方が、ポジティブすぎる人とは逆で、前に進む種を見つけやすいともいえます。
いかがでしたでしょうか。ポジティブにならなくては！と思っていた人も、少しは心が軽くなったのではないでしょうか。
自信がないことが必ずしも悪いことではありません。
極端な考え方に陥っている状態が良くないんです。
「こんな自分も悪くないな」という状態を目指していきましょう。
